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2024.06.21

AMA夢草日記『女郎蜘蛛』No.08

プロフィール

AMA夢草

AMA夢草日記『女郎蜘蛛』No.08

凹凸山の裾野の森は青々とし、空には白い雲が流れている。ああ夏が来ている。田園も稲穂も黄色く色づきはじめている。いつもより足を延ばし、森林にはいった。涼しい、山風がお迎えである。30分も歩いただろうか。山々の間の県道に近くなった。自動車の騒音が聞こえる。木々のこぼれ日の中に1メートルもある巣に、女郎蜘蛛が見えた。びっくりである、あの黄色と黒の縞の黄金蜘蛛女王である。巣にかかったのはイナゴで食事中であった。小さな網を持っていたが、野生の姿を見ることにした。女王は食事を済ますと巣の上部、木の葉のかげに、やがて二、三匹の小型の蜘蛛があらわれ、残りのイナゴを食べはじめていた。周囲を見ると50センチぐらいの巣が3個もあった。女郎蜘蛛の行動が見れただけでよかった。三日後、同じところに来てみた。女王の影は見えなかった、巣の上の方に隠れていたかもしれない。巣の同じ場所に赤トンボがかかっていた、それに5匹の黒い蜘蛛がたむろしていた。女郎蜘蛛の生態を調べてみると。黒い蜘蛛は雄で女王との距離を見ながら、交尾の機会を見ているのだそうだ。この雄たちは巣つくりや食べ残し、掃除などをする。この女郎蜘蛛は地域により異なるが、人気があるそうです。鹿児島、高知などでは女郎蜘蛛相撲大会が夏の日に開かれるそうです。「一本の木の枝に二匹、押し合い、木から落ちたもの、相手から逃げたものが負けである」女郎蜘蛛の寿命は1年。10月から11月ごろ産卵、2月から3月ごろふ化するそうです。ふ化の数は何万個である。黄金のコガネグモが生まれてくるのは10パーセントに満たないと言われている。成長すると3センチから5センチぐらいまで大きくなる。女郎蜘蛛へのオスの行動、相手の心を、察する。他人の心をおしはかる。こんなことも遺伝子に組み込まれているのか!人間社会にもありそうなことですか?昆虫の世界に忖度?笑ってください。AMA夢草が昆虫なら女王様にすぐさま食べられています。美しいものは怖い。

 

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